論文掲載: Strong plastic responses in aerenchyma formation in F1 hybrids of Imperata cylindrica under different soil moisture conditions

研究室メンバーの野村が博士課程で行ってきた研究がPlant Biologyに掲載されました。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/plb.13618

チガヤと呼ばれる雑草についての研究です。チガヤには2つの生態型が存在し、普通型は乾いた環境を好み、早生型は湿った環境を好みます。これらの雑種は、乾いた環境から湿った環境まで広く分布し、このような広い分布を生み出す背景には土壌水分への適応に重要な通気組織形成に関して、雑種は両親以上の可塑性を有することを明らかにしました。

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Fillable and Unfillable Gaps in Plant Transcriptome under Field and Controlled Environments

過去に在籍していた橋田さんが永野Labで行った研究がPlant, Cell & Environmentに掲載されました。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/pce.14367

分単位で温度および光の制御が可能な培養庫(Smart GC)を用いて、野外環境の温度の光の両方、温度だけ、光だけを分単位で再現して培養した場合と、両方とも日中および夜間の平均値の設定で培養した場合で、トランスクリプトームを比較しました

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Drastic shift in flowering phenology of F1 hybrids causing rapid reproductive isolation in Imperata cylindrica in Japan

研究室メンバーの野村が博士課程で行ってきた研究がJournal of Ecologyに掲載されました。

https://besjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/1365-2745.13890

チガヤと呼ばれる雑草について、春に咲く2生態型間のF1雑種が秋に咲くようになることを明らかにしました。

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第63回植物生理学会年会

2022年3月22〜24日にオンラインで開催された第63回日本植物生理学会年会にて、永野、前田、野村、冨田が以下の発表を行いました。

「シングルセル解析を用いたシロイヌナズナ葉のグルコシノレート関連細胞特異的遺伝子の探索」
前田太郎,菅野茂夫,白川一,近藤聡,永野惇

「コムギ NAM 集団および親系統のトランスクリプトーム解析」
野村康之,那須田周平,清水健太郎,永野惇

「A. thaliana の JA-SA 間相互作用のトランスクリプトーム地形から明らかになった濃度依存的な応答」
冨田敦幹,前田太郎,森山奈津美,野村康之,栗田悠子,鹿島誠,冨田勝,別役重之,永野惇

「組織破砕液からの直接逆転写 TargetedRNA-Seq(DeLTa-Seq)を用いた JA/SA 応答の温度依存性の解析」
鹿島誠,森山奈津美,野村康之,別役重之,永野惇

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第53回種生物学シンポジウム

2021年12月3〜5日にオンラインで開催された第63回日本植物生理学会年会にて、永野、野村が以下の発表を行いました。

「Direct RT bufferを用いたコムギNAM集団の実生および葉のトランスクリプトーム解析」

野村康之, 那須田周平, 清水健太郎, 永野惇

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第62回日本植物生理学会年会

2021年3月14〜16日にオンラインで開催された第62回日本植物生理学会年会にて、永野、栗田、野村、前田が以下の発表を行いました。

「種子からデータへ:シロイヌナズナ幼植物のハイスループットトランスクリプトミクスのためのボトルネックの解消」

永野 惇, 野村 康之, 森山(毛利) 奈津美, 栗田 悠子, 鹿島 誠, 別役 重之

「自作小型培養庫を用いた植物季節応答の再現」

栗田 悠子, 滝本 裕則, 神谷 麻梨, 橋田 庸一, 鹿島 誠, 手塚 あゆみ, 七夕 高也, 永野 惇

「ハクサンハタザオとシロイヌナズナの年間遺伝子発現パターンの比較」

野村 康之, 永野 惇

「深層学習によるイネの野外トランスクリプトームモデルの構築と他種への転移学習」

前田 太郎, 大久保 智司, 鹿島 誠, 京極 大助, 橋田 庸一, 田中 克, 森 直哉, 渡邊 博之, 安達 俊輔, 永野 惇

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